2016/08/13

交換留学に向けての経緯と意気込み(ネバダ大学に留学する院生A君)


もうすぐ米国での留学に出発する院生のA君に、留学についての文章をまとめてもらいました。忙しい中に文章を書いてくれたA君には心から感謝します。

ちなみにこのA君も昼読の常連メンバーの一人で、彼はロシア語の物語を読み続けていました。彼は昼読だけでなく、毎日一時間ぐらいはロシア語の勉強をし続けたので、ロシア語キーボードもブラインドタッチで打てます。

「英語教育専攻なのに、どうしてロシア語を勉強するの?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。「面白いから」というのが彼の答えです。





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今回,大学の交換留学制度を通して,8月から12月までアメリカにあるネバダ大学リノ校に交換留学をする機会をいただきました。本投稿では,自身の振り返りも兼ねて,留学の経緯と意気込みを書かせていただこうと思います。

私は広島大学の初等教育教員養成コースを卒業し,大学院から英語教育のコースに進学しました。今回の留学は学部在学中に申請し,大学院進学後に許可が下りました。申請のため,昨年10月に外部試験を受けてから,およそ10か月にわたる準備期間を経たものになっています。大学院に進学し,自身の研究について,より深く,細かく学んできたこともあって,留学計画も当初のものとは若干の変化をするとともに,より具体的になってきたように感じています。

学部時代から私は,小学校での外国語活動における音声指導を研究対象にしてきましたが,留学申請当初の目的は,海外で発音指導の実例を調査したいという,若干漠然としたものでした。指導教官に,何かを学びに行くという目的ではなく,留学したいという希望が先に来ているのではないかと言われたことを覚えています。(その傾向は今でもあるようには思いますが…。)

大学院に進学後は,発音指導に焦点を絞って研究を進めるうち,アメリカでは移民の子どもに対して言語聴覚士が発音指導をおこなっているということを知りました。この指導方法は日本では全くと言っていいほど行われていないもののようです。今回の留学では,言語聴覚士との交流がある教授の元も訪れて,このような指導事例を含めた多くのことを学んで来ようと考えています。

 最後に今回の留学に際し,理解をしてくださったすべての方々に感謝いたします。留学が可能であれば是非行きたいという,私の希望を応援してくださった指導教官をはじめ,英語教育の先生方,ありがとうございます。多く学んで,一回り成長して帰国できるようにしたいと考えています。院生の皆さんには,辛かったらいつでも連絡をしていいよと,温かい言葉をかけていただきました。何より両親は,私の健康を気遣いながらも留学について理解してくれました。大学に入学してからは離れ離れの生活が続きますが,いつも心の支えになっています。

 年明けには皆さんにお会いできるのを,楽しみにしています。今後ともよろしくお願いします。

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A君のさらなる大成を祈っています!

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