2019/05/27

大学院のゼミ紹介(通称「特研」について):方法学編その1(松浦先生ゼミ)


松浦ゼミは,主に英語教育方法に関するテーマを扱います。今年は現職派遣の院生と,中国から留学中の学生が構成メンバーです。中国からの留学生に,広島大学の松浦ゼミで学んだ感想を寄せてもらいました。


ずっと憧れていた広島大学で勉強できることを本当に嬉しく思います。授業は,最初はわからないことばかりで,自分のあまりの力不足に自信を失いかけました。しかし,今は,日本語の授業を受講したりして頑張っています。
松浦先生のゼミに参加して,日本人の研究への真剣な態度に本当に驚かされました。そして,自分の興味あるテーマについての研究をすることで,いろいろ学びました。今では,もっともっと英語教育の専門知識や研究方法を学びたいと思い,将来は大学院に進みたいと考えています。
日本に来てから,異文化交流の魅力を強く感じています。広島大学は優れたグローバル大学です。いろいろな大学と協定を結び,たくさんの国の人と出会うことができます。以前は外国語で外国人としゃべることは,不安でした。しかし,勇気を出して話した後はとても嬉しくて達成感があります。その上,コミュニケーションを取ることによって,日本語と英語をうまく話せるようになっただけではなく,他の国の文化についても理解できました。このような異文化交流の経験は私にとってとても貴重な経験です。
 この八ヶ月で,自分の考えや人生観は変わりました。今まで学んだ知識だけではなく,もっと重要なのは研究に対して,人生に対して,真剣な態度だと考えています。私は優れた先生になるために,今後も勇気を出していろいろな挑戦を続けます。


ゼミの様子の写真です。プロジェクターにグラフを示しながら、データに基づいた緻密な指導と議論がなされていますね。


なお、7月28日(日)には広島大学英語教育学会を開催します。ぜひご参加ください。
http://hirodaikyoei.blogspot.com/2019/05/2019728.html 

2019/05/21

留学報告:アメリカ合衆国ノースカロライナ州ウエスタンカロライナ大

アメリカ合衆国ノースカロライナ州ウエスタンカロライナ大に留学していた学生から、留学の感想と写真を寄せてもらいました。


アメリカのノースカロライナ州にある、山に囲まれた自然豊かなウェスタン・カロライナ大学での約4ヶ月間の留学は初めてづくしでした。大学の寮にアメリカ人のルームメイトと住んだり、毎日ピザやハンバーガーが食べ放題になっている学食に通ったり、朝8時から始まる1時間目の授業に眠い目をこすりながら出席したり、と日本ではなかなか経験できないことをたくさん経験することができました。授業の課題に追われる毎日ではありましたが、アメリカについてだけではなく、自分自身についても新しい発見があり、とても楽しい留学生活を送ることができました。






教英にはエディンバラ大学への留学プログラムがありますが、それ以外のプログラムにも毎年多くの学生が参加しています。

なお、7月28日(日)には広島大学英語教育学会を開催します。ぜひご参加ください。
http://hirodaikyoei.blogspot.com/2019/05/2019728.html 

2019/05/16

大学院のゼミ紹介(通称「特研」について):内容学編


教英の大学院では、英語教育学特別研究と英語内容学特別研究という授業科目があります。これは、修士論文を完成させるためのゼミのような位置づけの科目で、通称「特研」(「とっけん」と読みます)と呼ばれます。(教英大学院OBの方にとっては懐かしい響きはないでしょうか?)。毎週、担当の人が自分の修士論文の進捗状況について報告し、他のゼミ生や教員からコメントや助言をもらって自分の研究に役立てます。

今回はその第1弾として、小野章先生と管理人が担当する英語内容学特別研究について紹介します。なお、「内容学」というのはざっくり言いますと「英語教育内容に関する学問」という意味でして、この特研では、主に英語文学や英語学などの観点から英語教育研究を行う学生が集まっています。なお、教育学研究科である以上、英語文学や英語学の研究に終始せず、必ず英語教育研究として修士論文を完成させるという点は、本講座のとてもユニークな特徴です。

本日は、文学理論と文体論という領域の基礎理論に基づいて、高等学校の英語教科書に見られる文学教材をその言語的特徴に応じて区分けし、各タイプの文学教材ごとの指導手順を考察することを目指したとても挑戦的な研究の発表でした。高校の英語の先生は文学教材に苦手意識を持っている人が意外に多く、高校の教科書に文学教材が掲載されていたとしても、ついつい飛ばしてしまったり、扱い方が分からなくて結局論説文と同じような指導手順になってしまうことが、学会などでは問題となっているんです。この問題に一石を投じようという研究です。

他のゼミ生も英語文学、哲学、心理学、そして英語学の諸分野など、様々な分野の知見を使った英語教育研究を行っています。教英の大学院では、このような挑戦的な学び・研究も大歓迎です。一緒に、新たな知の創出の楽しみを味わっていませんか。

以下、ゼミの様子です。学生が熱心にお互いに議論しあっています。この質疑応答を通して、自分の研究の質を高めていくことになります。




なお、7月28日(日)には広島大学英語教育学会を開催します。ぜひご参加ください。
http://hirodaikyoei.blogspot.com/2019/05/2019728.html

2019/05/09

2019年度広島大学英語教育学会研究発表大会・総会のご案内:7月28日(日)

広島大学英語教育学会2019年度研究発表大会・総会を下記の要領で開催いたします。多数のご参加をお待ちしております!

・日時:2019年7月28日(日)10時~15時(予定)
・場所:広島大学教育学部L102、L104K102教室(東広島市鏡山一丁目1番1号)
・宿泊を予定されている方は、お早めに宿泊先をご手配ください。
(教室が一部変更になりました。2019年6月13日)

プログラムなど詳細が決まりましたら、改めまして本ブログ及び教英HPにて連絡させていただきます。

2019/05/08

エディンバラの街並み

10連休も終わり、日本ではまた日常が戻ってきました。

2年生の留学組は10連休とは無縁で勉学に励んでいます。留学先のエディンバラは、その街並みの美しさで世界的に有名です。以下はその街並みの写真です。空模様は悪いですが、そこはイギリスらしさということで。みなさんも教英に入学して、こんな素敵な街で留学生活をしてみませんか?



店先に並んでいるものも、日本のものとは少し違いますね。

また、イギリスは現在日本食ブーム中ですので、こんなものもありました。(最後の写真はおまけです。何かを保管する倉庫???そのデザインとは全く無関係のようです。)




大学院新入生ガイダンスを行いました

学部に引き続き、大学院新入生ガイダンスも行いました。新入生のみなさん、ご入学おめでとうございます! こちらは学部と違って、やはりみなさん大人の落ち着きがあります!学部から大学院にそのまま進学した人、一度学部を卒業してしばらく教員をしてから大学院に戻ってきてくれた人など様々です。各...