2019/08/23

第45回全国英語教育学会での院生の発表

8月17日から18日にかけて、弘前大学文京町キャンパスにて、第45回全国英語教育学会弘前研究大会が行われました。全国英語教育学会は、英語教育に関する国内の最も大きな学会の1つで、大学院生にとっては院生生活の中の大イベントの1つです。今年も多くの院生が参加しました。

今回この学会で研究発表を行った院生に記事を書いてもらいました。学会発表は自分の研究についていろいろな助言をもらえる貴重な機会です。教英では、例年たくさんの院生が様々な学会で研究発表を行っています。今年度はまだ多くの学会が残っていますので、積極的に研究成果を発表してほしいと思います。以下、院生に書いてもらった記事です。有意義な機会となったようで、何よりです。



この度第45回全国英語教育学会(青森大会)にて、「Exploratory Practice(探究的実践)の概念からとらえる若手メンターの成長―メンターの自己内省がもたらす自身への深い理解―」という題目で発表させていただきました。私は6年間の高校教師生活を経て大学院に入学し、今年2年目を迎えます。自身の研究を発表するのは初めてで、緊張感をもって大会に臨みました。
当日は20分間のパワーポイントのスライドを用いての口頭発表、及び5分間のQAの時間が設けられていました。発表前は不安も感じていましたが、オーディエンスが10人くらいと比較的少ないこともあったのか、非常に和やかな雰囲気で発表及びQAが行われました。
学会発表を通し、普段関わりのない人たちが私の研究にどのような印象を持つのかということを、私自身が知ることができ、自分の研究を客観的に見つめなおす機会になりました。また研究者の方、現場の先生問わず共通の問題意識を持つ人達と知り合いになり、交流の幅が広がったことも貴重な経験でした。学会発表はチャレンジングですが、それ以上に成長する機会を私にもたらしてくれたことを実感しました。
今後とも学会に参加することで自分の見識を広め、研究の内容を更に深めていきたいと思います。


2019/08/07

広島大学英語教育学会「スピーキングワークショップ ―「交渉」につながる「やりとり」―」のまとめ


少し遅くなってしまいましたが、去る728日(日)に開催されました広島大学英語教育学会のワークショップについてご報告いたします。高校生、中高の先生方、指導主事の先生方を含めて103名もの方々にご参加いただきました。遠いところご参加いただきまして、改めて御礼申し上げます。

ワークショップの司会をしてくださった樫葉みつ子先生に、今回のワークショップについて総括をしていただきました。



good listenerになる、詳しく説明する、論理的に話す、等の活動の体験とその解説によって、中高校生が「交渉」を目的とする「やり取り」ができるようにすること、及び、指導者がその指導法を理解することを狙いとしたワークショップでした。参加者は終始熱心に活動に参加し説明に耳を傾けていました。会場一杯の高校生から大学の教員までの多様な参加者が、初対面にもかかわらず、懸命に自分の考えを伝え合い、折り合う点を探して英語使用を楽しんでおり、その活動の様子は壮観でした。終了後に感想を一部の参加者に尋ねたところ、「意見、事実、理由」のようなわかりやすいフレームワークを指導することから、だんだんと意見を言わせるという段階性があるので、教員である自分にも取り入れられるのではないかと感じたとのことでした。交渉を目的とする「やりとり」の力をつける指導は、英語能力の高度化のために、これから目指すべきものの一つと言えます。その先鞭をつけるようなワークショップを講師の千菊先生のご協力で開催でき、とても有意義な会となりました。




広島大学英語教育学会は毎年7月後半に開催しております。来年度も有意義な企画を立てていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。







大学院新入生ガイダンスを行いました

学部に引き続き、大学院新入生ガイダンスも行いました。新入生のみなさん、ご入学おめでとうございます! こちらは学部と違って、やはりみなさん大人の落ち着きがあります!学部から大学院にそのまま進学した人、一度学部を卒業してしばらく教員をしてから大学院に戻ってきてくれた人など様々です。各...