2019/09/17

教英施設潜入シリーズ!第2弾:旧LL/CALL教室の今

1弾からずいぶんと時間が経ってしまいました。。。今回は第2弾として、ある教室についてご紹介します。かつては、LL教室、CALL教室(年代によって呼び名が違いますね)と呼ばれていた教室です。

新入生オリエンテーションや卒業証書授与式、そして年代によってはLL演習などの舞台となってきた教室です。スマホやiパッドなどの時代となり、現在ではこの教室からはコンピュータなどはなくなりました。すっきりとしていますね。




でも、教室奥のコンソールはまだ昔の面影があります。



教英OBの方にとっては多くの思い出のある教室だと思います。形は変わりましたが、今でも新入生がこれからの4年間の期待を膨らませる場、そして卒業生が充実した教英生活4年間を振り返る場となっています。

高校生のみなさん、教英で一緒に学びませんか。スタッフ、在校生一同、みなさんが教英の一員となってくれることを楽しみに待っています!

2019/09/04

15th International Cognitive Linguistics Conferenceでの院生の発表


8月6日から11日にかけて関西学院大学で行われた認知言語学に関する国際学会で発表を行った院生が記事を書いてくれました。彼は、日本人英語学習者と中国人英語学習者は移動についてどのように英語で表現するのか、それはどの程度英語的な移動の表し方であり、さらにどの程度自身の母語における移動の表し方に影響を受けているのか、というとても興味深いテーマに取り組んでいます。今回の国際学会での発表を通してたくさんのことを得たようでとてもうれしい限りです。どんどんと研究を進めていってくれたらと思います。


I had the honor to attend the 15th International Cognitive Linguistics Conference held in Nishinomiya, Japan in August. It was an eye-opening, thought-provoking experience for me.

The conference this time was a five-day journey, longer than usual academic conferences. Cognitive linguists and young scholars, mainly from Europe, gathered together to present their edging research and give informative talks, which centered on cross-linguistic perspectives on cognitive linguistics, the theme of the conference. Apart from my presentation, I was a listener for most of the time but not a silent one. I was blown away by many of the interesting research going on in the field of cognitive linguistics. For example, a group of Ph.D. students from the University of Edinburgh presented their study of evolinguistics by employing VR. Evolinguistics is a newly born research area, which focuses on the evolutionary process of language. Using VR, they designed an experiment that showed the participants a fictitious world with different typography to test how people use directional deixis in line with different typography. Another very impressive study was from an authoritative gesture researcher, Sotaro Kita. He spent years studying the relationship between language and gesture. He reported his latest research about how left hand gestures can enhance metaphor explanations to offer the proof that gestures influence language in return as language influences gestures. The conference provided all the participants with a stage to exchange ideas and resources, so every day of the conference opened a new world for me. I really learned a lot by the end of the conference.

Fortunately, I was not only a listener but also a presenter. I gave my poster presentation on the second day of the conference. Standing in front of the board, I got asked a lot of questions, some of which were very challenging, totally out of my expectation. But these questions became the take-home messages for me to improve my research. Most excitingly, I had the chance to talk with a professor whom I have been citing in my own research. She gave me some useful resources to refer to in my future research. I was too elated to even express my gratitude, in hindsight though.

Lastly, I was also overwhelmed by the fact that cognitive linguistics is amazingly popular in Japan. Young Japanese cognitive linguists were very active and passionate. Some Russian scholars told me in the conference dinner that they heard cognitive linguistics is most thriving in Japan, so they decided to come to Japan for the conference all the way from Moscow.

As a novice researcher, there is a long way to go. But the experience this time has laid a good foundation for me to continue my research and encouraged me to think with multiple perspectives. 

2019/08/23

第45回全国英語教育学会での院生の発表

8月17日から18日にかけて、弘前大学文京町キャンパスにて、第45回全国英語教育学会弘前研究大会が行われました。全国英語教育学会は、英語教育に関する国内の最も大きな学会の1つで、大学院生にとっては院生生活の中の大イベントの1つです。今年も多くの院生が参加しました。

今回この学会で研究発表を行った院生に記事を書いてもらいました。学会発表は自分の研究についていろいろな助言をもらえる貴重な機会です。教英では、例年たくさんの院生が様々な学会で研究発表を行っています。今年度はまだ多くの学会が残っていますので、積極的に研究成果を発表してほしいと思います。以下、院生に書いてもらった記事です。有意義な機会となったようで、何よりです。



この度第45回全国英語教育学会(青森大会)にて、「Exploratory Practice(探究的実践)の概念からとらえる若手メンターの成長―メンターの自己内省がもたらす自身への深い理解―」という題目で発表させていただきました。私は6年間の高校教師生活を経て大学院に入学し、今年2年目を迎えます。自身の研究を発表するのは初めてで、緊張感をもって大会に臨みました。
当日は20分間のパワーポイントのスライドを用いての口頭発表、及び5分間のQAの時間が設けられていました。発表前は不安も感じていましたが、オーディエンスが10人くらいと比較的少ないこともあったのか、非常に和やかな雰囲気で発表及びQAが行われました。
学会発表を通し、普段関わりのない人たちが私の研究にどのような印象を持つのかということを、私自身が知ることができ、自分の研究を客観的に見つめなおす機会になりました。また研究者の方、現場の先生問わず共通の問題意識を持つ人達と知り合いになり、交流の幅が広がったことも貴重な経験でした。学会発表はチャレンジングですが、それ以上に成長する機会を私にもたらしてくれたことを実感しました。
今後とも学会に参加することで自分の見識を広め、研究の内容を更に深めていきたいと思います。


2019/08/07

広島大学英語教育学会「スピーキングワークショップ ―「交渉」につながる「やりとり」―」のまとめ


少し遅くなってしまいましたが、去る728日(日)に開催されました広島大学英語教育学会のワークショップについてご報告いたします。高校生、中高の先生方、指導主事の先生方を含めて103名もの方々にご参加いただきました。遠いところご参加いただきまして、改めて御礼申し上げます。

ワークショップの司会をしてくださった樫葉みつ子先生に、今回のワークショップについて総括をしていただきました。



good listenerになる、詳しく説明する、論理的に話す、等の活動の体験とその解説によって、中高校生が「交渉」を目的とする「やり取り」ができるようにすること、及び、指導者がその指導法を理解することを狙いとしたワークショップでした。参加者は終始熱心に活動に参加し説明に耳を傾けていました。会場一杯の高校生から大学の教員までの多様な参加者が、初対面にもかかわらず、懸命に自分の考えを伝え合い、折り合う点を探して英語使用を楽しんでおり、その活動の様子は壮観でした。終了後に感想を一部の参加者に尋ねたところ、「意見、事実、理由」のようなわかりやすいフレームワークを指導することから、だんだんと意見を言わせるという段階性があるので、教員である自分にも取り入れられるのではないかと感じたとのことでした。交渉を目的とする「やりとり」の力をつける指導は、英語能力の高度化のために、これから目指すべきものの一つと言えます。その先鞭をつけるようなワークショップを講師の千菊先生のご協力で開催でき、とても有意義な会となりました。




広島大学英語教育学会は毎年7月後半に開催しております。来年度も有意義な企画を立てていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。







2019/07/28

2019年度広島大学英語教育学会は大盛況のうちに終了いたしました


本日、広島大学英語教育学会を参加いたしました。多数ご参加いただき、誠にありがとうございました。おかげさまで大盛況となり、英語教育について理論と実践の両面から考えるまさに「教英スタイル」を体現したような一日でした。

まずは会長の深澤先生から挨拶をいただき、本学会の歴史について説明いただきました。若い方にもこれからぜひこの歴史をさらに紡いでいってほしいと思います。



午前中は宮崎県立宮崎西高等学校附属中学校の山路理恵先生と広島大学大学院教育学研究科院生のStella Anggrainyさんの研究発表が行われました。2件とも刺激的な発表内容で、質疑応答も大変アカデミックなものとなりました。今後の研究の展開がとても楽しみです。





午後は千菊基司先生によるスピーキング活動に関するワークショップでした。高校生から大学教員まで幅広い方にご参加いただきました。明日からでも使える大変実践的な内容でした。ワークショップでは実際にスピーキング活動も体験させてもらいましたが、大いに盛り上がり、非常に有意義な時間となりました。相手の立場を考えつつ話すことができる英語スピーキング力をどのように伸ばしていくのか、様々な世代が一緒になって考えることができました。




あっという間の一日でした。また来年度も面白い企画を組んでいきたいと思いいますので、どうぞご期待ください。次回も多数のご参加をお待ちしております。

2019/07/10

2019年度広島大学英語教育学会プログラムが決まりました:7月28日(日)

7月28日(日)に開催される広島大学英語教育学会のプログラムが決まりました。プログラムは以下の通りです。ふるってご参加ください。


2019年度(第2回)研究発表大会・総会のプログラム

日時:2019728日(日)1020分〰1510

場所:広島大学教育学部(東広島市鏡山一丁目1番1号)


第一部 学会員のみ参加可能 L102教室

09:50-10:20 受付

10:20-10:30 開会式

10:30-11:30 理論志向部門・研究発表

司会:築道 和明(広島大学教授)

登壇者:

山路 理恵(宮崎県立宮崎西高等学校附属中学校教諭)

「経験ある英語教師の教科書使用に影響を与える要因」

Stella Anggrainy(広島大学大学院教育学研究科大学院生)

A Case Study on the Zone of Proximal Development: Scaffolding Role-Playing in Primary School English Language Teaching in Japan

11:30-13:00 昼食

13:00-13:30 学会総会


第二部 一般市民(非会員)も参加可能 K102教室

13:30-15:00 実践志向部門・ワークショップ

司会:樫葉みつ子(広島大学准教授)

講師:

千菊基司(広島大学附属福山中・高等学校)

英語スピーキングワークショップ「「交渉」までつながる「やり取り」」

15:00-15:10 閉会行事


理論志向部門・研究発表要旨

題 目:経験ある英語教師の教科書使用に影響を与える要因

発表者:山路 理恵(宮崎県立宮崎西高等学校附属中学校教諭)

本研究は、経験ある英語教師の教科書使用に影響を与えている要因を追究することを目的とする。教科書は,教師と学習者に言語材料と言語活動を提供する有益な役割を担う一方で,使用が義務付けられている教師にとっては拘束するものとなる。指導法をもとに教科書をいかに活用するかは,多くの教師の悩みであることが報告されている。先行研究では,学習経験、現職研修、授業実践を囲む外的な要因と言語教師認知が相互に影響していることが明らかになっている。しかしながら、様々な文脈で研究を蓄積していく余地があるとされている。そこで本研究は、4名の経験ある中学校英語教師を対象とした。調査では、授業観察および半構造化面接を行った。データは,複線径路・等至性モデル(TEM)を用いて分析した。その結果、教師の学習経験、現職研修,外的な要因と同様に、情意面での経験が大きく影響していることが示された。本研究で明らかになったこれらの要因は、現職研修と教師教育のあり方を検討する上で,有益な情報となると考えられる。


題 目:A Case Study on the Zone of Proximal Development: Scaffolding Role-Playing in Primary School English Language Teaching in Japan

発表者:Stella Anggrainy(広島大学大学院教育学研究科大学院生)

The aim of this ongoing study is to analyze the scaffolding given to help a Japanese primary student to understand and be able to answer questions during English conversation. Previous studies show scaffolding is mostly activated during task activities (Wood et al, 1976; Walqui, 2006; Bradley & Bradley, 2004) and little is known about scaffolding methods used during conversation. This study used role-playing conversation and scaffolding was given in English instead of the mother language. The participant was a sixth-grade Japanese primary student who was given a role-playing situation where he met a foreign tourist. The researcher played the role of a foreign tourist who asked him questions, with facilitative scaffolding to enable him to understand and to answer the questions. This activity was repeated for several days, by adding new questions with a higher difficulty level. The scaffolding was gradually reduced for the questions that had been mastered. The researcher video-recorded and transcribed the role-playing conversation, and the occurring scaffolding was coded. A Conversation Analysis is currently conducted to find the most helpful scaffolding pattern to help students understand and answer the challenging questions.

午後に開催されますワークショップにつきましては、一般公開となっております。詳しくは以下のリンクをご参照ください。皆様のご参加をお待ちしております。
http://hirodaikyoei.blogspot.com/2019/07/2019728.html

2019/07/02

2019年度広島大学英語教育学会公開ワークショップのご案内:7月28日(日)


728日(日)に開催される広島大学英語教育学会において、広島大学附属福山中・高等学校の千菊基司先生を講師にお迎えし、生徒の英語スピーキング力を伸ばすための活動に関するワークショップを行います。一般公開ですので、学会員の方でなくても無料でご参加いただけます。教育学部を目指している高校生、現在英語教育について学んでいる大学生、現職の英語科教員、その他英語教育に関心がおありの一般の方を対象としております。ふるってご参加ください。

・日時:2019728日(日)1330分~15時(予定)
・場所:広島大学教育学部K102教室(東広島市鏡山一丁目1番1号)
・宿泊を予定されている方は、お早めに宿泊先をご手配ください。

なお、詳細につきましては、以下のファイルをご覧ください。皆様のご参加をお待ちしております。



教英HPも合わせてご参照ください。
http://dele.hiroshima-u.ac.jp/614

教英施設潜入シリーズ!第2弾:旧LL/CALL教室の今

第 1 弾からずいぶんと時間が経ってしまいました。。。今回は第 2 弾として、ある教室についてご紹介します。かつては、 LL 教室、 CALL 教室(年代によって呼び名が違いますね)と呼ばれていた教室です。 新入生オリエンテーションや卒業証書授与式、そして年代によっては LL...