2018/11/19

平成30年「教員採用セミナー」(英語教育学講座主催・広島大学後援会共催)


  3年生を対象とした「教員採用セミナー」が,吉賀忠雄先生と中川明香先生を講師にお迎えして,今年も開催されました。

吉賀先生は,広島県廿日市市立大野学園(大野西小学校・大野中学校)の校長先生を最後に定年退職されて,今年から本学の教職大学院で教鞭をとっておられます。教育委員会の要職を歴任された経験や現在のお立場から,教員の仕事の特徴や,予測不可能なこれからの時代の教員に期待されることなどを,お話くださいました。締めくくりには,AEDの普及を訴えるビデオを見せてくださり,教職というのは,何より大切な児童生徒の命を預かる仕事であることへの自覚も促されました。




 中川先生は,広島県立総合技術高等学校に勤務されてまだ数か月の,初任の先生です。「教師って大変?」「教師って楽しい?」など,3年生が最も知りたいことを取り上げて,1年目の教員生活について話してくれました。働き方改革が進みつつある学校で,いろんな場面で生徒から歓びを得ていることを紹介し,生徒のためにしていることは,「全部自分に返ってくる」と語ってくれました。そして,採用試験対策の具体例を挙げて,教員採用試験を目指す後輩を激励してくれました。

教育実習を終えたばかりのこの時期に,教職をより深く理解し,やりがいを想像することで,卒業後の進路選択に大きな弾みがついたことと思います。3年生の皆さんには,終盤に差し掛かった大学生活を,さらに充実したものにしてほしいです。

最後に,このたびの講師をお引き受けくださった吉賀忠雄先生と中川明香先生に,心からのお礼を申し上げます。本当にありがとうございました。

(樫葉みつ子)



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 教英を卒業し,教職について半年。毎日に必死で,先ばかり見て走ってきたところでしたが,同じ英語教師を目指す後輩に向けてお話をする機会をいただき,私も今までの自分の仕事を振り返ることができました。また,将来や英語教育について真剣に考えている後輩と話す中で,逆にこちらが刺激を受けました。

 当日は,「やっぱり教師ってブラック?」など,私自身が教員になる前に不安に思っていたこと,そして教師となった今,日々生徒からもらっているたくさんのやりがいや喜びについてお話しさせていただきました。

 後輩の皆さんに改めてメッセージを送るとしたら,やはり,私はぜひ教英で学んだあなた方に英語教師になってほしいのです。英語を学ぶ喜びや楽しさを知っていて,それを生徒に実感してもらう方法を最高の環境で学んだ皆さんと出会えたなら,生徒はきっと英語が好きになるだろうなあと思います。そして,教英卒業後全国各地でご活躍中の先輩方,皆さんと共にこれからの英語教育を担ってゆけるのなら,この未熟な卒業生にとってこれほど心強いことはありません。

(中川明香)










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