2021/08/13

全国英語教育学会に参加した学部生の感想

87日(土)から8日(日)にかけて行われた全国英語教育学会には、教英の学部生も多数参加しました。オンライン学会になったことで、例年よりも気軽に参加することができました。この度、学会に参加した4年生の学生にその感想を記事として寄せてもらいました。

 

 第46回全国英語教育学会に参加し、英語教の指導法、教員養成、学習方略や授業実践についての研究発表を拝聴しました。

 今回の学会発表の授業実践の研究が特に印象に残っています。大学4年生になり、進路や進学を考える際、自身の大学での学びを活かして自信をもって教師としてやっていけるのだろうかという不安を感じる場面がありました。ですが、現在現場で働いている教師の方も、その方の問題を見つけて、実践の中で解決方法を模索して研究していることがわかりました。大学で学んだことの中にすべての解決策があるわけではなく、現場に出てから担当する学級によって解決策は異なるということを感じ、現場での実践研究の重要性に気づくことができました。話すこと、書くことの産出技能における授業実践についてのお話を聞きました。言語活動のデザインについて、生徒の成長により効果的なものは何か、生徒のニーズ、課題にあった活動は何か、などの目の前の生徒に合わせた実践研究で、現場に出たのちも研究する向上心を持ち続けることの素晴らしさを感じました。

 また、自身の興味のある分野の研究や、そうでない研究など幅広く発表を聞くことができ、英語教育の様々な要素から考える良い機会になったと感じています。私が実験に参加した研究の発表も聞いたりして、興味深いお話を聞くことができ充実した二日間になったと思います。

 

教英では、3年生から卒業研究に関わる授業が始まります。また、1年生の段階から英語教育研究ということを意識した授業が行われています。例年、多くの学生が大学院に進学し、英語教育研究に従事しています。結果として、教英はこれまでたくさんの英語教育研究者を輩出してきました。OBOGが日本各地の大学で研究者として活躍し、英語教育に関する専門的な授業を通して英語教員及び英語教育研究者の養成に関わっています。また、研究力を備えた中高の英語教員も多く輩出し、日本各地でリーダー的な教員として様々な研究プロジェクトを行っています。

英語教育についてはまだわからないことだらけです。高校生のみなさん、一緒に教英で英語教育について学び、さらに研究を通して新たな知の創造に従事してみませんか。スタッフ一同、みなさんと一緒に学び、研究できることを心待ちにしています!楽しい先輩も、みなさんのことを待っていますよ!

 

教英ではこれから以下の入試関連行事があります。

816日~22日:オンラインオープンキャンパス※

(要事前申込:申込締切2021815() 24:00) 

11月:広島大学光り輝き入試(AO入試)

2月:前期日程入試

2月:大学院入試(博士課程前期・後期)

※新型コロナウィルス感染防止の観点から、今年度の現地開催のオープンキャンパスは中止となりました。ですが、上記の期間中にオンラインオープンキャンパスが行われます。詳しくは以下のリンク先をご参照ください。

https://www.hiroshima-u.ac.jp/oc/event

 


 

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