2018/10/19

広島大学STARTプログラムを利用してオーストラリアに行った学部一年生の振り返り


広島大学にはSTARTプログラムとSTART+プログラム呼ばれる留学支援制度があります。共に大学からの補助金により学生さんの経済的負担を減らしています。

 STARTプログラムの目的は,学部1年次生が海外の協定大学で学ぶとともに,現地学生との交流・ディスカッションを行い,日本と異なる文化・環境を体験することで,国際交流や長期留学への関心を高めることです。

 START+プログラムでは,STARTプログラムのステップアップ版として,より学生の自律的な学習を重視した授業を行います。

 また,STARTプログラム及びSTART+プログラムでは,参加費用の一部を大学が補助することで,学生の経済的負担を大幅に軽減し,より多くの学生が留学に挑戦する可能性を広げることを目指しています。

以下は、この制度を利用してオーストラリアに二週間滞在した教英のある学部一年生の振り返りです。

 皆さんも、広島大学でどんどん機会を見つけて視野を広げてください!






*****

 私は、STARTプログラムに参加し、夏季休暇中、二週間オーストラリアのアデレードに留学しました。二週間という短い滞在でしたが、とても内容の濃い留学になりました。アデレードは、オーストラリアの南部に位置する都市ですが、自然豊かで治安もよく、とても過ごしやすい所です。留学中には、主にホームステイをしたり、大学へ行って勉強したり、小学校へ訪問して日本文化を伝えたり…と、いろいろなことを経験しました。

 ホームステイでは、オーストラリア特有の日常生活や食文化を経験することができました。例えば、オーストラリアは水不足が深刻であるため、水の使用に関して厳しかったです。シャワーの時間が制限されており、友達の中には、3分間しか使用を許されなかった人もいました。水不足に関する教育は、小学校からされている所が多いらしく、国民全体でその社会問題に向き合っている様子に感心しました。




 食文化としては、初めてカンガルーとラムの肉を食べました。カンガルーの肉は、他の牛や豚と比較するとリッチで、スーパーマーケットで簡単に手に入ります。また、私のホストファミリーはビーチに行くことが好きだったため、夕方に近くのビーチに行って、夕焼けを見ながらディナーを楽しんだりもしました。オーストラリアの海はとても透き通っていて美しく、野生のアザラシやサメに遭遇したりもしました。ラッキーな時には、イルカに遭遇できるらしいです。二週間、私のためにいろいろともてなしてくださったホストファミリーには大変感謝しています。

 平日には、フリンダース大学に行きました。フリンダース大学のキャンパスはとても広く、大学内で移動用のスクールバスが走っています。世界中、あらゆる国から来た留学生がたくさんいて、とても国際色豊かな大学です。大学では、英語はもちろん、オーストラリアの文化や社会問題、教育について学びました。授業はすべて英語で、先生や生徒たちといろいろなトピックについて議論したり、プレゼンをしたりしました。自分の知識を伸ばす、大変貴重な時間になりました。




 また、授業の一環として小学校に訪問し、日本文化を伝えました。折り紙やけん玉、かるたなどを教えたのですが、英語で上手く伝えるのは難しく、なかなか要領が掴めませんでした。それでも小学生たちは真剣に聞いて、実践してくれました。中には、既に日本文化について詳しい子もおり、私よりけん玉をうまくする生徒もいたので驚きました。

 以上のこと以外にも、博物館や図書館、アニマルパークに行ったりして、たくさんの貴重な経験をすることができました。多くの人の支援があって、私はSTARTプログラムに参加することができました。その方々への感謝の気持ちを忘れず、これらの経験をこれからの大学生活に生かしていきたいと思います。







0 件のコメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。

大学院新入生ガイダンスを行いました

学部に引き続き、大学院新入生ガイダンスも行いました。新入生のみなさん、ご入学おめでとうございます! こちらは学部と違って、やはりみなさん大人の落ち着きがあります!学部から大学院にそのまま進学した人、一度学部を卒業してしばらく教員をしてから大学院に戻ってきてくれた人など様々です。各...