2016/06/02

アメリカで博士号習得を目指している修了生の一時帰国



教英の修了生で、JASSO(Japan Student Services Organization; 日本学生支援機構)の奨学金を得てアリゾナ州立大学で博士号修得を目指している佐藤龍一さんが大学の休みを利用して一時帰国し、教英にも二回ほど顔を出してもらいました。
一回目は修士課程院生と博士課程院生の合同ゼミに参加してもらい、アメリカの研究事情などについて語ってもらいました。EmpiricismとPragmatismの伝統に立脚した世界最先端の厳しい研究環境の話はとても啓発的なものでした。その中で鍛えられている佐藤さんの話には説得力がありました。






二回目は博士課程院生の特別ゼミに参加してもらい、佐藤さん自身の研究についても語ってもらいました。その後の質疑応答も含めて、数時間の知的興奮を楽しむことができました。








以下は、佐藤さんから教英で勉強する院生・学部生、そして教英で勉強することを考えている学部生・高校生へのメッセージです。佐藤さん、ありがとうございます。





広島大学は、学術研究環境が整っている優れた大学です。特に、各研究分野における優れた研究者が在籍しているため、学生は実りのある研究を行ったり教育を受けたりすることができるでしょう。教英においてもそれは同じです。英語教育研究の分野において第一線で活躍されている先生方が、日々、英語教育界に貢献されるような研究を行い、また一方で、優れた英語教員を育成するための教育活動を行っています。それゆえ、英語教育を志す未来の研究者や学校教師にとっては、広大教英という場所は最も適している場所であると私は思います。これはアメリカから帰っても痛感するところでした。
一方、受けられる教育の質が高くとも、学生のもつ意識が低ければよい効果は期待できないというのも事実です。自分がなりたいものの姿を熱烈に追い求め、その実現のためには何が必要かを常に模索するといった意識をもたなくては、教えられたことも無駄に終わってしまうような気が私はします。すばらしい学習環境が整っている広大教英であるからこそ、これから教英で勉強することを考えている皆さんにも、自分が将来どのような姿になっていたいかという目的をもって勉学に励んでいただけたらうれしいです。どうぞ広大教英ですばらしい英語教員・英語教育研究者を目指してください。 
Whatever you vividly imagine, ardently desire, sincerely believe, and enthusiastically act upon… must inevitably come to pass.
鮮やかに想像し、熱烈に望み、心から信じ、魂を込めた熱意をもって行動を起こせば、何事もついには実現する
Paul J. Meyer (1928-2009)






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