教英1年生が英検1級に合格しました。英検でどのような準備をしたのかといったことを記事にまとめてもらいました。ぜひ参考にしてもらえたらと思います!
この度、2022年度実用英語技能検定1級に合格したため、各技能の勉強法や自分なりに意識したポイントを記載いたします。(注意:あくまでも私が実施した方法ですので、参考までに読んでいただければと思います。)
一次試験
【vocabulary】
1級になると準1級に比べ、急激に英単語の難易度が上がります。そのため、「こんな単語どこで使うねん!」や、「日本語でも意味わからん!」と思うことが多々あります(僕だけかもしれませんが)。したがって、単語を完璧に覚えようとするのではなく、7割前後を目指して単語を勉強しました。単語の勉強法としては、(よくある方法かもしれませんが)1秒1単語のペースで高速周回しました。その際のポイントは、意味がわかってもわからなくてもとにかく次の単語に進むことです。暗記要素が強いこのセクションでは、単語との出会いが大切だと思うので、なるべく短時間で多くの単語を周回することを意識しました。ちなみに私が使用した英単語帳は、『英英英単語超上級編』です。理由としましては、英単語の意味が英語で書かれていることによって、難しい英単語を、意味文にある簡単なワードで言い換えられるからです。例えば、“expatriate” という単語でしたら、意味文には、“someone who lives in
a foreign country” と書かれています。その意味文のキーワード(foreignなど)に線を引き、expatriate = foreign という覚え方をしました。個人的には覚えやすかったので紹介させていただきました。
【reading】
リーディングに関しては、大問2が短文2題、大問3が少し長い文章が2つ、大問4が長文1つという計5つの文章で構成になっているため、大問4に至るまでに、どれだけ素早く正確に内容を読み取れるかが勝負かなと思いました。大問4に関しては、政治や歴史に関する難易度の高い内容の長文なので時間を1番かけて問題を解くのがポイントであると感じました。長文を読む時に意識しているのは、長文の各パラグラフの横にその段落の内容を一言書くようにしました。リーディングは時間との勝負でもあるので、同じ文章を2回繰り返して読むという行為を極力避ける方向で読み進めました。そのため、各段落を要約することで小問に対する解答の該当箇所を見つけやすくなるので時間をセーブすることができました。練習として、論文やニュース記事等が最適かと思います。もちろん文学が好きな方は文学作品を読むのもいいと思います。小野先生のお言葉を拝借すると、「authenticなテクストを読みなさい」ですね。
【listening】
リスニングは、問題及び選択肢が一度しか読まれないため、集中して聞くことが要されました。そのために私が行ったのは「目を閉じて聞く」ということです。人間の大脳は視覚の画像認識にかなりのパワーを使用しているため、目を閉じることでこの負荷が減ると聞きます。したがって余ったパワーを他の箇所(聴覚とか)に使えるので必然的にリスニングする際の集中力を高めることができるのではと考えました。大学入試等であればリスニング中にメモをとるなどしていた方もいらっしゃると思いますが、個人的には目を閉じて集中して聞いた方が正答率が高い気がします。リスニングの最後の問題は3分前後のインタビューを聞いて問題に答えるという形式ですが、これに関してはメモを取りました。インタビュアーの質問とそれに対する返答を短く記すことを意識しました。
【writing】
ライティングに関しては試験1週間前あたりから毎日250語前後の短いエッセイを書くようにしました。英作文では内容面での減点は少ないため(極端な意見はよくないかもしれませんが)、文法やスペルミスを減らし、それに加え整合性を保つように意識しました。整合性を確認する方法として、色々なエッセイの型やテンプレートを落とし込み、それに自分の意見を付け加えるようにしました。例えば、「introduction–main reason 3つ–conclusion」という形を覚えて、固めていくようなイメージで行いました。添削に関してはあまり行いませんでしたが、指導してもらえそうな人が近くにいればお願いするべきかと思います。
二次試験
【speaking】
スピーキングに関しては主にチューターの小野先生からいただいた過去数年の二次試験の問題とその模範回答が載っている参考書を用いました。過去の問題をテーマ・分野ごとに類推し、それぞれの題目について話す内容をある程度準備しました。それに加え、ネイティブの先生に面接練習をしていただき、自分の回答に関するフィードバックをいただきました。二次試験では2分スピーチを行った後にそれについての質問をされるので、ネイティブの先生には本番の流れに沿って面接官を演じていただきました。スピーキングの練習をする際には首尾一貫性を保ちながら色々な言い回しを用いること意識しました。多くの要素はライティングと重複しているため、一次試験での練習が二次試験でも活かされた気がします。
最後に
以上のことを意識して英検対策を行いました。最初にも言ったように、私が行った方法が唯一の正解ではないと思うので各々が効果的であると感じる勉強法があれば、それを実践するに越したことはないと思います(ぜひ僕にも教えてください!)。多くの先生方が英検1級の重要性を説く中、教英1年目で取得できたことを嬉しく思います。教英の先生方を筆頭に多くの方々にサポートしていただきました。今後も引き続き英語力に加え、専門性も培いたいと思います。
おめでとうございます!引き続きますます英語力の研鑽に励んでもらえたらと思います!
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