7/31(日)の学会の「実践研究発表」で発表をしてくださった二川敬伍先生(広島県立三原高等学校教諭)からメールをいただきました。ご本人の許可を得て、ここにその一部を掲載します。
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私の実践発表は拙いものでしたが,自分の実践をメタ的に見つめ直す良い機会になりました。本当は上手くいっていない部分の方が圧倒的に多いのですが,普段の自分なら見落としてしまいそうな良い兆候がほんの少し見えたりしました。
「実践の語り」の重要性は,現場の教員にとっても,非常に有益だと改めて感じました。
また,目の前にある課題をどのように発見し,どのように向き合って解決していけばよいかを考える際に,大学院で研究をした2年間がかなり活きたように感じました。
修士論文を書くという学術的訓練は,上手くいかない実践の原因を見つける手段や,見つかった原因や課題を解決する手段を模索する実践改善に確実につながっているように思います。(もちろん,それが自然にできる人もいるのでしょうが。)
ですので,教員を目指している学部生に,是非大学院に行くようにとお奨めしておいてください!
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二川先生は、教英の学部・大学院(修士課程)を経てこの4月から正式採用の教員として働いています。初年度は環境に慣れるだけで精一杯で、授業はなかなか思い通りにいきませんが、そんな中で自分を冷静に観察し、それを仲間に語ること、そして仲間と語り合うことは、自分の本来の可能性を取り戻すために非常に有効であることは、数々の経験者が語る通りです。この教英学会の実践発表を、そのような機会として活用したいと思っています。
実践が成功したから発表するわけではなく、かといって失敗したから発表するわけでもなく、自分が自分らしくあり、自分のもてる力を十分に現場で発揮できるための実践研究を目指したいと思います。自分の失敗や弱さも、そしてもちろん成功や強さも素直に発表できる学会文化を育てます。
すでに、来年の学会でぜひ発表したいという声も事務局に届いています。そういった声は最大限尊重しますから、ぜひ卒業生・修了生という仲間と自分の悩みを共有したいという人は、教英スタッフにご連絡ください。
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