研究目的(概要)
英語教育実習生はさまざまな葛藤に苦しんでいます。指導方針が大学と実習校で異なる場合や、指導教員によって異なることも少なくありません。教育内容である英語は所詮外国語であり、実習生は十分な自信がもてないことも多いのですが、それでも児童・生徒の前では堂々と振る舞わなければならなりません。
こういった葛藤は、実習生という立場の弱さから抑圧されがちです。しかし葛藤を抑圧し問題を隠蔽することを実習生が学んでいるとしたら、それは教師としての問題対応力を損ねてしまうことになります。この研究は、実習生が思考・判断・表現力を身につけ、主体性・協働性・多様性を重んずる学校づくりに参画できるようにするための「当事者研究」ができるようにするための支援のあり方についてアクション・リサーチを行うものです。
「当事者研究」という研究法で、主体性・協働性・多様性に優れた教師を育てることを目指したいと考えています。
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