2018/07/25

胡子美由紀先生が『中学英語 生徒がどんどん話せるようになる!即興スピーキング活動』を学陽書房から出版されました



広大教英の卒業生の中でももっとも輝いている教師の一人である胡子美由紀先生が、この度3冊目の単著となる著書『中学英語 生徒がどんどん話せるようになる!即興スピーキング活動』を学陽書房から出版されました。




学陽書房ホームページ
『中学英語 生徒がどんどん話せるようになる!即興スピーキング活動』
(「立ち読み」ページと資料ダウンロードページあり)
http://www.gakuyo.co.jp/book/b370547.html



この本は「生徒が即興で英語を話せるようになる工夫」や「英語で話したいという気持ちを引き出すコツ」をまとめたものです。

第一章では信頼関係、タイムマネジメント、指示の出し方など授業の前提となることをまとめます。第二章では心理的距離を縮める机配置、ウォームアップの仕方、授業の目標の確認などスピーキング指導のみならず学級経営や集団づくりにも役立つコツを紹介しています。第三章は、Chants, Bingo, Skit, Chatなど9つのスピーキング活動の行い方をとても具体的に示してくれています。第四章ではさらなる発展編としてStudent teacher, Topic speech, Discussion, One minute monologueなどの技能を統合し子どもの底力を伸ばすための9つの言語活動のやり方をこれまた丁寧に示してくれています。

胡子先生の著書のいい所は、ご自身のさまざまな経験に裏付けられた具体的な活動を非常にわかりやすい形で示すだけでなく、それらの活動の根本となっている原理・原則を明確に言語化しているところです。この本も一読し常時参照しているうちに、英語教師の発想と行動の幅が広がり奥行が深まる好著です。

胡子先生のように探究的に英語教育実践を積み重ね、生徒にしっかりした英語力をつけることによって生徒が自らの人生に向かい合うことを勇気づけている教師こそ日本の宝だと私は思っています(およそ教育こそ国の基本を作るものだと私は思っています)。
英語教育を豊かにするリソースの一冊としてお薦めです。


この記事を掲載する前に、上の文章について胡子先生に連絡をとった際に、胡子先生に、短いメッセージをお願いしたら、お忙しい中にもかかわらずご快諾いただきました。
以下が胡子先生から皆さんへのメッセージです。

どんな子どもたちも、英語を自在に使いこなし、他者と豊かにコミュニケーションをとりたいと思っています。英語という言葉を通じ、どの教科よりも夢を与え、学びの楽しさを伝えることができる。それが英語教師の醍醐味だと思っています。本書が、現場の先生方や英語教師を目指す学生の皆さんの「元気」のもとになり、子どもたちを笑顔にするお役に立つことができれば幸いです。
胡子美由紀


「どんな子どもたちも」ということばが深いと思います。かく言う私も、しばしばこのことばを忘れそうになってしまいます。公教育に携わる者として自戒せねばと思います。




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