2016/05/27

新歓合宿チーフのF君の感想



新歓合宿でチーフを務めてくれたF君が感想を寄せてくれましたので下に掲載します。


人間は一人で成長するのではなく、集団の中で成長するのだなと思わされます。


社会性・創造性・身体性を必要としない仕事はやがてコンピュータに取って代わられるだろうといった予測もあります。



The Future of Employment: How susceptible are jobs to computerisation?


教英行事の運営などで、社会性・創造性・身体性を培っている学生さんを頼もしく思っています。












広島大学教育学部英語科では毎年、学部三年生が幹部学年となり多くの行事を運営しています。その中でも今回私は新歓合宿行事のチーフをさせていただきました。今年は新歓合宿を通して一年生に「教英ってどんなところ?」ということをわかってもらうことを目指しました。
今年の新歓合宿のテーマは "Great Minds Think Alone!" でした。あれ?と思った方がいるかもしれませんね。これは "Great minds think alike" (偉人は同じように考える)ということわざをもじったものです。教英はとてもまとまりのある集団なのですが、それは決してある一つの絶対的な価値観があって、それから外れた人を排除する、という形で成り立っているわけではありません。みんながお互いの価値観や考え方を大切にして成り立つ集団なのです。「周囲の目ばかり気にして縮こまるんじゃなくて、自分の持ち味出していこうぜ!」というメッセージをテーマに込めました。まさに教英は「和して同ぜず」といえる集団なんだなと、私自身新歓合宿を通して感じました。(一年生の皆さん、僕のこの思いは感じ取ってくれたかな?笑) 
新歓合宿の準備と本番を通して私自身とても良い経験ができたのではないかなと思います。チューターの先生からも「社会人になってからではお金をいくら払ってもできない経験だから」というふうに言われていたのですが、まさにそのとおりだなと感じます。頭を悩ませたことも多くありました。例えば意見が真っ二つに割れた時はひどく悩みました。リーダーになるというのは、「自分の意見が何でも通る」ということではなく、「みんなの意見を考慮したうえで選択をする」ということなんだなと痛感しました。 
このように大変だったことも挙げればきりがないほどたくさんありましたが、その中でも最も私を困らせたことは去年、そして一昨年のプレッシャーです。私は二年生の時に留学には行かなかったので、二年生の時にも新歓合宿を経験しているのですが、どちらも素晴らしく成功したことを鮮明に覚えていたので、「自分もやらなければ!」とプレッシャーを感じていました。 
実は新歓合宿前日の晩までその思いに焦り、緊張して寝付きが悪かったのですが、夜に前年度のチーフをやり遂げた先輩から電話がかかってきました。「思うことはたくさんあるだろうけど、誰よりも輝けよ」というお言葉を頂きました。新歓合宿当日、私は誰よりも楽しんだ自信があります。一昨年の新歓合宿、去年の新歓合宿、そして今年の新歓合宿前夜の電話、私はどの時も「先輩には敵わないなあ」という感情を抱いていました。そしてこのように思わせることが、先輩が後輩にしてやれる最も大切なことなのではないかと、今になって思います。振り返ってみると先輩からのプレッシャーは確実に私が頑張ろうと思える糧になっていたからです。私も後輩の目にそのように映ったのであれば嬉しいです。 
新歓合宿を終えた私が感じていることはあらゆることに対する感謝です。サブチーフとして私を支えてくれた二人、私に今まで新歓合宿を経験させてくれた先輩方、チーフを任せてくれた同級生、一緒にスタッフとして働いてくれた二年生、新歓合宿当日、研修センターまで足を運んでくださった教授、写真を沢山撮ってくれた教英カメラの方、この人達に対する感謝でいっぱいです。そして教英に入ってきてくれた一年生。一年生のおかげで新歓合宿をやり切ることができました。私はだらしのない人間ですが、立場がそうさせるのか、今回ばかりは大きなことを一つやり遂げることができました。一年生の皆さん、私を先輩にしてくれてありがとう。そして、教英に来てくれてありがとう。






0 件のコメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。

教英教職セミナーを開催しました!

先日、教英の恒例行事である教職セミナーを開催しました。これは、新人とベテランの現職の中高英語教員の先生に来ていただき、現場の様子や日本の英語教育政策の今とこれからについて、教英生にお話いただくという企画です。今回は学部 1 年生から大学院生まで、現役教英生が参加し、貴重なお話を聞...