昨年に引き続いて院生と教員有志でカープ戦を見に行きました。
今年はマジック10の状態で横浜ベイスターズとの戦いです。
球場入口へはカープのユニホームを来たファンがたくさんいました。私(管理人)はカープの帽子とタオルだけでしたが、皆んなカープを応援する気持ちを自分たちなりに表現しようとしています。
25年ぶりの優勝へカープは戦い抜いています。 目の前の試合、目の前のイニング、目の前の一球に挑戦します。そしてその挑戦を続けます。挑戦を続けることを引き受けます。
と、熱くなってしまいましたが(笑)、今回も切符の手配から食料の調達、遅れてきた人への対応などすべてを丁寧にやってくれたK君に感謝です。皆んなの楽しみのために裏方に徹してくれたK君、本当にありがとうございました。
それにしてもカープのスライリーは緊張感ないなぁ・・・(笑)
球場にようやくたどり着いたF先生とT先生は少しお疲れ気味?
私たちの中で唯一ユニホームを着てきたH君、えらい!(管理人はユニホームが高かったので買いませんでした 汗)
するスコアボードに「広大教英」の文字が投影!K君の配慮です。
管理人でも院生のN君でもありません。前の席に座っていた観客の一人です。
プレイボール前にキャッチボールする鈴木誠也。プロ入り前の経歴は決して華々しいものではありませんでしたが、地道な努力でその才能を開花させてきました。まさにカープらしい選手です。期待しています!
4回裏に0-0の均衡を破ったのはその鈴木の第23号ソロホームランでした!
しかし5回表が悪夢。2アウトから筒香のソロホームランで同点とされた後、ショート田中の失策と四球でランナーが溜まった後に3本のタイムリーヒットを打たれ、一挙5点を取られてしまいました。
「5-1か・・・三連戦で二勝したから、今日は負けかな」と私を含めた多くの観客がため息をついてしまう5回表でした。
しかし選手はそんな小賢しい統計的推論などしません。過去の傾向に縛られずに未来を切り開けるのが人間なのです・・・(と、哲学者のハンナ・アレントも言っています 笑)
田中が凡退するも、1アウトから菊池が第13号ソロホームラン!5-2です。
丸がサードゴロで2アウトになるも、新井が二塁打。
続く鈴木がセンターへタイムリーヒット!5-3です。
湧き上がる球場の中登場したエルドレッド。なんとレフトへ第19号2ランホームラン!
5-5の同点です!やはり勝負は諦めてはいけない!
同点で試合に振り出しに戻りました。頑張ってゆきましょう。T先生も立って応援しています(笑)
7回の攻撃は風船を飛ばして応援します。頑張れカープ!
しかしその期待の7回も三者凡退。ひいきの選手の不振に頭を抱えるO君(笑)
しかしどんな時でも応援を続けるのがライトスタンド上部の熱狂的なファンたち。
攻撃の時はもちろん、守っていて辛い時も声を出してゆきます。これぞファンの鏡。
ちなみにこの日のレフトスタンド上部のベイスターズファンの態度も立派でした。(もっとも彼ら・彼女らが「広島倒せ!」と叫ぶ度に私は「うるせぇ!」と言っていましたが(爆)
同点の息苦しい展開の中で、10回表にカープは抑えの切り札である中崎を投入。
ということは、10回の裏でカープは絶対に決める覚悟か!?
その10回の裏も會澤はショートゴロ。続く安部もアウトかと思いきや、キャッチャーの打撃妨害となり一塁に出塁!(キャッチャーの左手、およびバッターの右手付近に見えるキャッチャーミットを御覧ください)。野球は何が起こるかわからない!
続く田中は、今日は一回裏の二塁打の当たりをオーバーランでアウトになり、5回裏では失策をして続く4失点を招いてしまうなど、調子がよくありません。そこを彼はライトへ二塁打!よくやった田中!
続く菊池は本日絶好調。ベイスターズは敬遠気味の四球で満塁策を選びます。
誰もが続く丸に期待をします。
その期待に応えて・・・
センター前にサヨナラタイムリー!!!
ファンは大喜びです。
日頃は温厚なF先生もかなり喜んでいます(笑)
苦しい試合を勝ちました。
勝つか負けるかは、統計なんかではわからない。
ひたすら目の前のボールを追うこと。
カープは一丸となって野球をしています!
ファンに感謝する選手たち。
ファンも選手に感謝しています。
スライリー、いつの間にか色が変わったぞ(笑)
負ける可能性がある中で戦うから、勝利は偉大です。
計算通りにはいかないのが複合性だと社会学者のニクラス・ルーマンも言っています(笑)
ヒーローインタビューは丸です。
一部のベイスターズファンを除いた球場の大部分の観客に幸せな時間が与えられました。
(でもベイスターズもよくやりました。ベイスターズが強かったからこそ、今日の勝利に価値が生まれました。ベイスターズありがとう)。
実は、院生のAさんは本日で広島を離れ、いったん郷里に戻ってからイギリスへ留学へ旅立ちます。Aさん、留学中に苦しいことは多くあると思うけど、この試合のことを忘れないでね。
いい夜をありがとう、マツダスタジアム。
試合を可能にシてくれている、選手とスタッフの全員の皆さまに感謝します。
私見ですが現代は、「結末が計算されていることしかやらない」、「失敗を認めようとせず、成功ばかり求める」ような傾向が強くなっているように思います。しかし、様々な要因が絡み合う複合性の世界では(また出たルーマンw)、何がどうなるかは予測がつきません。
その中で、失敗の可能性にもひるまず、また実際に失敗したとしても立ち上がって行為を続ける者を私たちは英雄と呼びます。
いい試合を見せてもらいました。人生の糧にしたいと思います。(勉強も頑張ろう 笑)