M2生(大学院修士課程2年生)にはじめての学会発表の感想を記事にしてもらいました。発表当日までのやり取りなども記事にしてくれていて、大変参考になります。研究発表は、自身の日ごろの研究成果を公にし、助言などをもらいながらよりよいものにしていくとても貴重な機会です。今回、そのような機会を経験し、研究の大きな一歩を踏み出されたこと、とてもうれしく思います。これからもどんどんと様々な学会で研究発表に挑戦してもらえたらと思います!以下、M2生に書いてもらった体験記です。
今回, 外国語教育メディア学会(LET)関西支部2021年度秋季研究大会にて, 「中級日本人英語学習者による『不平』の連鎖の分析」というタイトルでオンラインにて口頭発表を行いました。以下大変恐縮ですが, 私的な体験をお話できたらと思います。
まず, 学会発表の時期についてですが, 私の勝手な憶測も含めて, 教英の先輩方や同級生の方の動きを見てみると, M2の夏の学会で修士論文に関して学会発表を行うという方が多い印象です。私は, M1の秋に研究テーマを変更したり, 教員免許状(一種)を修士課程で取得している関係で夏には教育実習などがあったりと, この時期に初めての学会を経験するという形となりました。発表までの大きな流れとしましては, 9月末までにA4一枚程度の発表の予稿とともに口頭発表の応募をし, 学会事務局の方から採択の連絡を受け, 数回修正箇所などのやりとりを終えて, 12月に本番という形でした。
口頭発表の内容という点に関しては, 本当に正直まだまだ至らぬ点ばかりでしたが(元々至らぬ点ばかりですが, ますますという意味で), 私にとって今回の口頭発表は公的に研究活動を初めて行うことができたという点で非常に意義深いものでした。私は, 前述したように教員免許を修士課程で取得しています。そのため, 学部の授業を多くとったり, その関係でM2で修士課程の授業を多くとったり, また教育実習に行ったりと, 他の院生の方よりも自分の研究に実際に取り組む時間が限られてしまうことが多くありました(もちろんどの授業や実習も研究に直接的または間接的に関連しており, 多くのことを学べました)。自分は研究者志望ということもあり, 研究活動にできる限り多くの時間を創出するように工夫はしていましたが, 思うようにいかぬことも多く, 比較する必要は全くなかったのですが, 先輩方や同輩の研究活動のペースを見ていると正直焦りを感じてしまっていました。また私が質的研究をしていることから, データの分析に比較的時間がかかることも重ねっていたかもしれません。そのような中で, 指導教員の先生や教英出身の先輩の研究者の方にご助言や励ましをいただきながら, なんとか今回学会発表を経験できたというのは, やっと公的な研究活動の第一歩を踏み出し, 出発点に立てたという気持ちでした。
来年2022年は, 博士後期課程に無事進学することができたらではありますが, 今回の口頭発表を出発点として, たくさん学会発表・論文投稿を行い, 自分にとって実りある1年にできるよう邁進していきたいと思います。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
教英では自分の関心に応じて様々なテーマの研究を行うことができます。学会発表はもちろんのこと、論文執筆に関しても、教員や先輩から様々なアドバイスやサポートを受けることができます!実際に、今年度は様々な学会で院生が学会発表を行ったり、論文を投稿したりしています。
教英で一緒に英語教育の様々な問題について研究してみませんか。スタッフ一同みなさんと一緒に研究できるのを楽しみにしています!
教英の大学院入試は、修士課程は9月と2月に、博士課程は2月に行われます。