本日、英語教育の最先端を知るオンラインセミナー「一期一会の英語授業」を開催しました。全国から120名以上の方にお申込みいただきました。おかげさまで今年も大盛況となりました。教職を目指す高校生から現職の中高大の先生、一般の方まで広くご参加いただきました。
講師の山﨑寛己先生には、ご自身が初任で赴任された困難校での経験を皮切りに、これまでご勤務された学校での授業実践を映像とともにご披露いただきました。英語嫌いの生徒を英語の授業に取り組ませる上で、授業は生徒理解の上に成り立つということの実例を示していただきました。見せていただいた映像からでは、その生徒が本当に英語嫌いなのかが分からないぐらい、授業に集中して取り組んでいる姿に驚かされました。
生徒をひとりぼっちにさせない、本当の意味でのやり取りを行う、教室を支援的風土に仕立てていく、生徒の個性や創造性を発揮させる機会を授業の中で持つ、など、ついつい英語技能の習熟を目指すあまりに教師が忘れてしまいがちなことの大切さを思い出させていただきました。そして、それらを重視することが結果として英語の学習(そしてひいては習熟)につながっていくことになるのだということを、山崎先生の人権や多様性を重視した授業実践の映像を見させていただき、学ばせていただきました。
「うちの生徒にはこんなことはできない」と教師は生徒の限界を一方的に決めつけるのではなく、しっかりと粘り強く生徒と接することで、生徒は驚くようなパフォーマンスを示してくれるのだということを教えていただきました。そして、そこにこそ教職の面白さもあるのだと思いました。
山﨑先生、貴重なご講演をありがとうございました。また、本日参加いただいた皆様、本当にありがとうございました。
教英ではこれから以下の入試関連行事があります。すでに締め切られましたが、11月には広島大学光り輝き入試(AO入試)(学部入試)があります。修士課程(博士課程前期)と博士課程(博士課程後期)の入学試験は2月に行われます。教英で一緒に英語教育について学びませんか。在学生、スタッフ一同みなさんと一緒に勉強できるのを楽しみにしています!
11月:広島大学光り輝き入試(AO入試)(←締め切りました)
2月:前期日程入試(学部入試)
2月:大学院入試(博士課程前期・後期)