2022/10/21

修士論文中間発表会を開催しました

少し時間が経ってしまいましたが、9月に修士論文中間発表会を行いました。今年度は以下のようなタイトルの研究が発表されました。

 

●単語テストの実施方法が第二言語語彙学習に与える影響

●高校英語授業における相互教授法による介入効果

●協同学習を取り入れた文学の授業における深い学び

●Visual Thinking Strategiesを用いた言語活動における中学生の発話の特徴






いずれも意欲的な研究で、完成が楽しみです。限られた時間ではありましたが、発表者とオーディエンスとの間で建設的なやり取りがなされ、発表者にとってとても有意義な時間となりました。大学院での研究の成果を存分に発揮し、満足のいく修士論文を完成させてもらいたいと思います。

 

 

教英ではこれから以下の入試関連行事があります。教英で一緒に英語教育について研究してみませんか。在学生、スタッフ一同みなさんと一緒に研究できるのを楽しみにしています!

 

11月:広島大学光り輝き入試(AO入試)

2月:学部前期日程入試

2月:大学院入試(博士課程前期・後期)

 

なお、教英では、2022115日(土)にホームカミングデーの1企画として、1430分から1615分まで英語教育オンラインセミナーを開催します。詳細は以下の通りです。英語教員を目指している高校生や大学生、現職の中高の英語教員の方、大学で英語教員養成に従事されている研究者の方まで幅広くご参加いただけます。なお、参加には事前申し込みが必要となります。申込期間は112日(水)までとなっております。英語教育について一緒に考えてみませんか。多くの皆様のご参加をお待ちしております。

 

英語教育オンラインセミナーについての教英ブログ記事



 

2022/10/14

教育実習体験記

教英では、3年生の9月頃に教育実習に行きます。今回、今年度に教育実習に参加した3年生の学生さんに体験記を寄せてもらいました。実習生の1日などについても書いてくれました。とても貴重な学びの機会になったとのことで、とてもうれしく思います!


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今年の教育実習は1校3週間で実施され、私は附属中・高等学校で実習を行いました。実習が始まるまでは非常に緊張して不安に感じていたのですが、実際は、毎日大変ではあるけれどとても楽しくやりがいがあり、実習が終わる頃には「まだ終わってほしくない」と強く思うほど充実した時間を過ごすことが出来ました。

 

実習生の一日の大まかな流れは、① 8:25までに出勤→② SHR観察→③ 教材研究・授業準備・教壇実習・授業観察・協議会(16 (7)時間目)→④ SHR観察→⑤ 18:30までに退勤、となっており、日々この流れに沿って過ごしていました。

 

附属中・高等学校では、実習生は45人の実習班に分かれて実習を行いました。3週間の間に、中高合わせて一人あたり平均56授業を担当することになっており、日中は授業本番に向けて教材研究・授業準備をしたり、実際に教壇実習をしたり、同じ実習班の班員の教壇実習を観察したりして過ごします。そして実際に教壇実習を行った後には毎回協議会を行い、その授業及び次の授業をより良いものにするという観点の下で、互いに反省や気づきを共有し合いながら授業を批評・分析します。その後先生からのご指導・フィードバックを受けて、次の教材研究や授業準備に取り組む、ということを日々行いました。普段教材研究や授業準備を行う際には、基本的には自分の担当授業分を個々人で行うのですが、時間に余裕がある時は、班員で互いの教材研究や授業準備について相談し合ったりアイディアを出し合ったりして協力して進めていきました。また、先生方はいつでも実習生に非常に真摯に向き合ってくださり、教材研究や授業準備をする中で何か行き詰まった時には、どのポイントに注目すべきなのか、という適切なヒントを多く与えて自分たちで答えに辿り着けるように導いてくださったため、とても心強く感じました。実習後半には、実習の集大成として全実習生と先生方が参加・観察・批評する合同研究授業が行われます。今回私たちの班が合同研究授業を行う担当だったのですが、単元計画や授業計画は、実際に班の代表で授業を行う担当者を中心に、班員全員で協力してアイディアを練り上げ、自分たちが出来る一番良い授業を作ることを目指して行いました。また、担当班以外の班の実習生も、それぞれ実際に本時案を計画・作成した上で、自身のものと比較しながら当日の授業を観察しました。授業後には全実習生・先生方で授業の分析・批評を行う協議会が開かれ、様々な観点から多くのアイディア・意見・改善点等のフィードバックを頂くことができ、非常に多くの学びを得る貴重な機会になりました。

 

実習では、「実際の学校」で「実際の中高生」に「単元を通して」授業を行うということを初めて体験し、実際に経験しないと分からない、多くの気づきを得ることができました。実際に授業をしてみると、大学の授業で学んだり聞いたりしてある程度理解・習得しているつもりだった指導法や教科の専門知識がいかに不足していたのか、いかに頭の中だけでの理解にとどまっていたのか、という事に気付かされます。また、生徒を目の前にして授業を行ってみて初めて、授業では「教師が何を教えたいか」ではなく「生徒が何を得るのか」という事が重要だと再認識しました。加えて、改善点を探すのみならず、全ての核となる、英語教師としての自分ならではの「強み」を見つけることの大切さについても気付かせていただきました。

 

私は今回の実習を通じて、教師の仕事に改めて大きな魅力を感じ、これから自分が何をしていくべきかを明確にすることが出来ました。このように附属校において、高度な教科指導のスキルと経験を豊富に持った先生方からのご指導を受け、数え切れないほどの学びと気づきを得ることが出来たのは、教育に重きを置く広島大学教育学部だからこそ叶うことだったと実感しています。この3週間、先生方の真摯なご指導の下で本当に沢山の貴重な体験が出来たことを感謝し、今回の教育実習で学んだことを常に心に留めて、大学でまた学びを深めていきたいと強く思っています。

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教英ではこれから以下の入試関連行事があります。教英で一緒に英語教育について勉強しませんか。スタッフ一同みなさんと一緒に研究できるのを楽しみにしています!先輩もたくさんみなさんを待っていますよ!

 

11月:広島大学光り輝き入試(AO入試)

2月:学部前期日程入試

2月:大学院入試(博士課程前期・後期)

 

なお、教英では、2022115日(土)にホームカミングデーの1企画として、1430分から1615分まで英語教育オンラインセミナーを開催します。詳細は以下の通りです。英語教員を目指している高校生や大学生、現職の中高の英語教員の方、大学で英語教員養成に従事されている研究者の方まで幅広くご参加いただけます。なお、参加には事前申し込みが必要となります。申込期間は112日(水)までとなっております。英語教育について一緒に考えてみませんか。多くの皆様のご参加をお待ちしております。

英語教育オンラインセミナーについての教英ブログ記事

 


 

2022/10/07

10月1日よりRussell Sarwar Kabir先生が教英に着任されました!

101日より、Russell Sarwar Kabir先生が教英スタッフに加わってくださいました。これまでも教英の授業を担当いただいていたのですが、10月からは教英の教員として指導にあたっていただくことになりました。すでに教英のHPでKabir先生を紹介しています。


教英HPでのKabir先生の紹介


Kabir先生の授業はこれまでも学生からの人気がとても高く、「広大名講義100-」にもKabir先生の授業が収録されています。


Kabir先生の広大名講義100選の動画


これから教英生にたくさんの知的刺激を与えてくださると思います!とても楽しみです!教英もますますパワーアップしていきます!

 

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“Carry the Day: Aiming to Enrich English Language and Culture Education at Hiroshima University with Experiential Approaches” by Russell S. Kabir

 

To the alumni and prospective students of Hirodai Kyoei, it is my honor to join the faculty of the Program in English Language and Culture Education.

 

As my biography likely portends, I am a cognitive scientist with a yearning for language learning. However, it is not lost on me that almost everything about my path here is not readily intuitive.

How does one go from the U.S., to Japan, to France, and back? One part Robert Frost, some parts John Keats, three parts William Carlos Williams, and plenty of Emily Dickinson and Walt Whitman, for my money. Did I mention my love for Spitz, yet? Don’t put me in charge of the canon. I will be the first to add Kusano Masamune to the list.

I am aware that I somewhat resemble an irregular verb in this regard, like the past tense of “cleave”. Clave? Cloven? I am eager to learn your favorite irregular verbs, too (if they could possibly exist). Apparently, mine is cleft as in “cleft in twain.” I am willing to wager that this is the right audience for this task. If not, as previous students might attest, I am big on the wisdom of idiomatic expressions, and enjoy the thrill of cross-cultural simulations as approaches to experiential learning. I will take proverbs or false friends, too, if you catch me in the hallway. Alternatively, you may throw down your glove and challenge me to a spelling duel. As long as it’s not the word lackadaisical, one of the words I missed in my youth. Still salty.

My research grants and projects are focused on everything from foreign language anxiety management programs and negotiation activities to vocabulary learning, study abroad, and social dynamics related to the educational sciences. It is my hope that sharpening our insights and approaches to these areas will bring about the right amount of sessa takuma to improve the state of English education in Japan through you—the next generation of well-rounded teachers—who will carry the day.

At any rate, I am thrilled for the opportunity to continue to contribute to the rich history of the School of Education. It is my hope that I can bring my enthusiasm for evidence-based educational interventions to the fore and consider it my duty to honor the sacred art and franchise that is teaching. Now in my eighth year at our university, and tenth in Japan, I am always on the lookout for the well-being of the student body, too, and will continue doing my best to take this responsibility with great care.

 

Onwards and upwards!

Russell Sarwar Kabir, Ph.D.
September 30, 2022

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教英ではこれから以下の入試関連行事があります。教英で一緒に英語教育について研究してみませんか。在学生、スタッフ一同みなさんと一緒に研究できるのを楽しみにしています!

 

11月:広島大学光り輝き入試(AO入試)

2月:学部前期日程入試

2月:大学院入試(博士課程前期・後期)

 

なお、教英では、2022115日(土)にホームカミングデーの1企画として、1430分から1615分まで英語教育オンラインセミナーを開催します。詳細は以下の通りです。英語教員を目指している高校生や大学生、現職の中高の英語教員の方、大学で英語教員養成に従事されている研究者の方まで幅広くご参加いただけます。なお、参加には事前申し込みが必要となります。申込期間は112日(水)までとなっております。英語教育について一緒に考えてみませんか。多くの皆様のご参加をお待ちしております。

英語教育オンラインセミナーについての教英ブログ記事

 



卒業論文中間発表会を開催しました!

すっかり時間が経ってしまいましたが、先月 4 年生の 卒業論文中間発表会を開催しました。今年度もみんなが独創的な研究に取り組んでいます。中間発表会には 3 年生も参加しました。質疑応答は基本的に学生同士が行いました。大変、有意義な時間となりました。   【管理人のゼミ生の...