2020/02/14

築道和明先生・深澤清治先生の最終講義が行われました


214日(金)に、築道和明先生と深澤清治先生の最終講義が行われました。平日の午後であったにもかかわらず、大変多くの方にご参加いただきました。現役の学生に加えて、懐かしい顔ぶれもたくさんあり、大変和やかで楽しい最終講義となりました、

まずは、築道和明先生の最終講義が行われました。小野章先生とともに入場され、小野章先生からご挨拶があったあと、司会の松浦伸和先生から築道先生のご紹介がありました。


築道先生の演題は「一人の英語教師として歩む―回顧と展望」で、築道先生の英語との出会いのエピソードから始まり、1英語学習者・1教育学部学生としての学習歴についてお話しただきました。さらに、新任高校教師時代に経験された迷いとそこから生じた問題意識、教英大学院へ進学された理由、教材開発の実践や自らが立ち上げられた英語教育研究会について当時を振り返りながらお話いただきました。英語を学ぶこと、英語教師という仕事、そして英語教育について研究することの楽しさ(それと大変さ)を改めて私たちに示してくださりました。



講義の後、講座、昨年転出された柳瀬陽介先生、元ゼミ生から花束の贈呈があり、ご退場されました。





続いて、深澤清治先生の最終講義が行われました。小野章先生とともに入場され、小野章先生のご挨拶および松浦先生から深澤先生のご紹介がありました。



深澤先生は「異文化的共感をめざした英語教育と私:なぜ日本人が英語を学ぶのか」というテーマで、ご自身がこれまで行ってこられた異文化間語用論研究を中心にお話いただきました。深澤先生は、「私たちは異文化について学ぶことで初めて日本人になれる」という信念のもとこれまで研究を続けて来られました。そして、異文化的empathyを得ることの重要さを私たちに示してくださいました。さらに、何と今後取り組まれたい研究テーマもお示しくださいました!今後は「非母語話者間の英語使用の語用論的分析」「(日本の英語教育に多大な貢献をしたにも関わらず忘れられた存在となっている)A. S. Hornbyの研究」に取り組まれたいとのことです。私たち残された者も負けないようにしっかりと研究をしていかなければなりません。



深澤先生にもこれまでの感謝を込めて、講座、柳瀬陽介先生、元ゼミ生、深澤先生が従事されていた留学プログラムの提携先の大学より、花束の贈呈があり、その後ご退場されました。




本当にあっという間の最終講義でした。もっとお二人の先生のお話を聞きたいとみなさん思われたことと思います。最終講義の後、多くの方が築道先生と深澤先生の元へ行かれお話をされていました。その後、広島大学内のリトルマーメイドカフェに場所を移して、卒業生・修了生を中心に退職記念パーティーが開かれました。多くの方がご参加され、楽しい時間をお過ごしになりました。話しは尽きることなく、二次会もあったと伺っています。


築道先生、深澤先生、これまで教英を支えてくださり、本当にありがとうございました。先生方が抜けられた穴はなかなか埋めることができませんが、残されたスタッフで教英をよりよい学びの場とすることができるように頑張っていきたいと思います。これからも温かく教英を見守り続けてください。本当に長い間、お疲れさまでした。


2020/02/06

博士課程院生 梅木璃子さんの研究が『英語教育』誌に掲載


英語教育学専修・博士課程2年の梅木璃子さんの研究が、大修館書店発行『英語教育』誌20202月号に、「英語電子メールにおける依頼表現の使用傾向」と題して紹介されました(pp. 66-67)。同誌の英語教育研究最前線(Cutting-edge research)と名付けられた特集記事で、概要は以下のとおりです。


【概要】本調査では,日本人英語学習者による電子メールにおける依頼表現の使用傾向を検証した。依頼を円滑に行うことが状況的に困難である度合い(状況負荷)が異なる4つの場面を設定し,談話完成課題を行った結果,より状況負荷が高い場面において,間接的な表現の使用が高頻度に見られた。また,より状況負荷が低い場面において,直接的な表現の使用頻度が比較的高くなる傾向が観察された。


若い研究者として、他の院生のみなさんも学会発表などをとおしてこれに続くよう期待しています。

また、来年度大学院進学を考えているみなさん、このようなすばらしい先輩がおられる教英で一緒に勉強・研究をしてみませんか。スタッフ・院生一同、みなさんをお待ちしています。



卒業論文中間発表会を開催しました!

すっかり時間が経ってしまいましたが、先月 4 年生の 卒業論文中間発表会を開催しました。今年度もみんなが独創的な研究に取り組んでいます。中間発表会には 3 年生も参加しました。質疑応答は基本的に学生同士が行いました。大変、有意義な時間となりました。   【管理人のゼミ生の...