教英には
2年次にイギリスのエディンバラ大学へ
15週間の留学プログラムがあります。
1年生は
10月頃から準備等を始めて、
2年次の
4月から
7月にかけてエディンバラ大学で英語はもちろんのこと、英語教育、イギリス文学についてホームステイをしながら学びます。このたび、今年このプログラムに参加した
2年生(
2ヶ月前に帰国)に留学体験記を寄せてもらいました。とても大きく成長してくれたようで、うれしい限りです。写真も提供してもらいました(この記事の最後には、掲載しています)。イギリスの景色、料理、そして教英の学生と他の国からの留学生、エディンバラ大学の教員スタッフとの集合写真です。写真ではぼかしが入っていてわかりにくいのですが、様々な国の人たちと異文化コミュニケ―ションをしながら、学ぶことができたようです。以下、学生に寄せてもらった留学体験記と写真です。
私は、今年度の
4月から
7月末までの約
4カ月間、スコットランドのエディンバラで留学生活を送ってきました。正直なことを述べますと、この留学プログラムに参加するかどうか〆切の直前までとても迷っていましたが、留学を終えた今、「行ってよかった」と強く感じています。
・学校生活について
学校の授業は、他国(韓国・中国・タイ・カザフスタンなど)から留学に来ている生徒たちと受けるものと、教英生のみで受けるものの
2つがありました。
前者は、
Reading, Listening, Writing, Speakingの技能を様々な活動を通して磨く授業でした。日本での授業とは異なり、グループ活動やディスカッション、プレゼンテーションが多く、自分の意見を発する機会、また他者の意見を聴く機会が多くあったように思います。授業を通して、たくさんの他国から来た留学生とも知り合うことができました。今でも、
SNSを通じて、連絡を取り合っています。
後者の教英生のみの授業は、発音、文学(昔話や
Shakespeareの遺した文学、詩など)、英語教育において必要な知識、そして授業づくりを学びました。これらの授業では、まず教室で基本的なことを学び、その後、様々な活動に取り組みました。学校外に出てアンケートをとり、その結果をまとめて発表したり、
1つの文学作品や詩を選んで読み込み、そのあらすじと自分なりの解釈を発表したり、授業の計画を立てて、実際に授業をしたりなど、多岐にわたっていました。
・ホームステイについて
私のホームステイ先は、
host motherと
2人きりという家でした。最初のうちは緊張して、あまり話すことができなかった私ですが、慣れてくると
host motherと話す時間が楽しみになり、次第に話す時間が増えていきました。ステイ先での会話を通しても、自らの英語力が向上していることを実感することが出来ました。
また、イギリスの家庭料理を味わうこともでき(イギリスの料理は美味しくないというイメージがあるかもしれませんが、私はそんなことないと思いますよ
!!!!!!!)、料理という観点からも、文化の吸収をすることができました。ちなみに、私のお気に入りは
Fish & Chipsと
Haggis(スコットランドの伝統料理)、そして
host motherの作るラザニアです! その他にも、スコットランドでの生活スタイルや、伝統をホームステイ先で感じ、学び取ることができたように思います。
・学校外の活動について
エディンバラでの生活は自由時間も多く、様々な場所を訪れました。放課後はエディンバラの街の散策を、週末はイギリスの何処かへ旅行をしていました。
4カ月間で、イギリスでは約
20か所、ヨーロッパは4ヵ国ほど、見て回ってきました。
実際に見ることで、また経験することで、印象がより強くなり、私の記憶に刻み込まれています。
また、どこに行っても、現地の人が優しく助けてくださり、人の暖かさを再認識する良い機会になりました。私自身ももっと人に対して寛容に、そして暖かさを備えた人間になりたいと感じました。
「日本でも学べることばかりじゃないか」
確かに、そうです。インターネットを介して、また本を通して。
学ぶツールは幾らでもあります。
しかし、実際に見て、触れて、聴いて、匂って、味わって。
そうしないとわからないことの方が多いのです。そうした方が、印象により残るのです。
日本にいても、英語は学べます。
しかし、実際に英語が日常生活に根付いている中で生活してみると、更に様々なことが見えてきます。現地に行って、常にアンテナを張り、様々なことに気付くこと、心を動かされることが留学生活の醍醐味なのではないでしょうか?
この4ヵ月間で得た貴重な経験を、私の今後の学習や生活に生かすとともに、周囲に還元していきたいと強く思います。また、更に学びを深め、イギリスに、スコットランドに、もう一度戻りたいと強く思います。
終わりになりましたが、私たち教英
30の留学生活に携わり、支えてくださった皆様に感謝を申し上げ、私の留学体験記を終わりたいと思います。
この留学プログラムに参加するか迷っている方だけでなく、留学するか迷っている方々の目に、この記事がとまりますように。
最後まで読んでいただき、有難うございました。