2019/07/10

2019年度広島大学英語教育学会プログラムが決まりました:7月28日(日)

7月28日(日)に開催される広島大学英語教育学会のプログラムが決まりました。プログラムは以下の通りです。ふるってご参加ください。


2019年度(第2回)研究発表大会・総会のプログラム

日時:2019728日(日)1020分〰1510

場所:広島大学教育学部(東広島市鏡山一丁目1番1号)


第一部 学会員のみ参加可能 L102教室

09:50-10:20 受付

10:20-10:30 開会式

10:30-11:30 理論志向部門・研究発表

司会:築道 和明(広島大学教授)

登壇者:

山路 理恵(宮崎県立宮崎西高等学校附属中学校教諭)

「経験ある英語教師の教科書使用に影響を与える要因」

Stella Anggrainy(広島大学大学院教育学研究科大学院生)

A Case Study on the Zone of Proximal Development: Scaffolding Role-Playing in Primary School English Language Teaching in Japan

11:30-13:00 昼食

13:00-13:30 学会総会


第二部 一般市民(非会員)も参加可能 K102教室

13:30-15:00 実践志向部門・ワークショップ

司会:樫葉みつ子(広島大学准教授)

講師:

千菊基司(広島大学附属福山中・高等学校)

英語スピーキングワークショップ「「交渉」までつながる「やり取り」」

15:00-15:10 閉会行事


理論志向部門・研究発表要旨

題 目:経験ある英語教師の教科書使用に影響を与える要因

発表者:山路 理恵(宮崎県立宮崎西高等学校附属中学校教諭)

本研究は、経験ある英語教師の教科書使用に影響を与えている要因を追究することを目的とする。教科書は,教師と学習者に言語材料と言語活動を提供する有益な役割を担う一方で,使用が義務付けられている教師にとっては拘束するものとなる。指導法をもとに教科書をいかに活用するかは,多くの教師の悩みであることが報告されている。先行研究では,学習経験、現職研修、授業実践を囲む外的な要因と言語教師認知が相互に影響していることが明らかになっている。しかしながら、様々な文脈で研究を蓄積していく余地があるとされている。そこで本研究は、4名の経験ある中学校英語教師を対象とした。調査では、授業観察および半構造化面接を行った。データは,複線径路・等至性モデル(TEM)を用いて分析した。その結果、教師の学習経験、現職研修,外的な要因と同様に、情意面での経験が大きく影響していることが示された。本研究で明らかになったこれらの要因は、現職研修と教師教育のあり方を検討する上で,有益な情報となると考えられる。


題 目:A Case Study on the Zone of Proximal Development: Scaffolding Role-Playing in Primary School English Language Teaching in Japan

発表者:Stella Anggrainy(広島大学大学院教育学研究科大学院生)

The aim of this ongoing study is to analyze the scaffolding given to help a Japanese primary student to understand and be able to answer questions during English conversation. Previous studies show scaffolding is mostly activated during task activities (Wood et al, 1976; Walqui, 2006; Bradley & Bradley, 2004) and little is known about scaffolding methods used during conversation. This study used role-playing conversation and scaffolding was given in English instead of the mother language. The participant was a sixth-grade Japanese primary student who was given a role-playing situation where he met a foreign tourist. The researcher played the role of a foreign tourist who asked him questions, with facilitative scaffolding to enable him to understand and to answer the questions. This activity was repeated for several days, by adding new questions with a higher difficulty level. The scaffolding was gradually reduced for the questions that had been mastered. The researcher video-recorded and transcribed the role-playing conversation, and the occurring scaffolding was coded. A Conversation Analysis is currently conducted to find the most helpful scaffolding pattern to help students understand and answer the challenging questions.

午後に開催されますワークショップにつきましては、一般公開となっております。詳しくは以下のリンクをご参照ください。皆様のご参加をお待ちしております。
http://hirodaikyoei.blogspot.com/2019/07/2019728.html

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