先日、カビール先生が中心となり、教英留学セミナーを開催しました。昨日行われたオープンキャンパスでもそうでしたが、コロナ禍も終わり、再び留学への関心がとても高まっています。今回は、大阪女学院大学のAaron C. Sponseller先生、竹原小学校と竹原中学校でALTをされているMatthew Loomis先生、イギリスのシェフィールド大学への留学から帰ってきた教英4年生をパネリストとしてお招きし、これから留学を考えている教英生に講演をしていただきました!今回、そのセミナーに参加した学生に記事を寄せてもらいました。
今回のセミナーでは、登壇者3名がそれぞれの視点で留学について語ってくださいました。特に印象深かったのは、登壇者、参加者を含め、「留学の目的」に関して意見が交わされたことです。今後留学予定である参加者の質問から始まり、「留学の目的の理想は何か」「そもそも留学には目的が必要なのか」ということなどについて話し合われました。少し個人的ではありますが、私も来年度留学を予定しております。この機会は自分にとっても留学の意義を問い直す有意義な場となりました。
登壇者の意見の1つであった「目的は捜すものでなく、すでに自分の中にあるものだ」という考えに大変納得させられました。留学に興味を持ってきた背景をたどり、「なぜ自分は留学に関心を持ってきたのか」や「何を実現させたいか」を私自身も問い直してみると、次の2つの留学の目的が見えてきました。1つは研究に関してで、研究で扱う題材の舞台となる場所等を訪れ「本物」を体験し、理解を深めることです。もう1つは、「本物」の体験を含めた留学での様々な体験を生徒に伝えることです。これまで、海外経験のある先生が実体験を踏まえて話してくださる様々なストーリーを聞き、どれも面白く魅力に感じてきました。今回の登壇者のお話しでも、留学先で想定外の出来事の多くに遭遇し、なんとかなる精神を身につけたというエピソードを楽しく聞かせていただきました。生徒にとって身近な存在である教師に海外経験があり、現地での体験を伝えられることは、生徒の興味関心や選択肢を広げられる可能性があると感じました。
今回のシンポジウムは、留学で何を学び、体験し、それをどう生かすかについて、登壇者それぞれの経験や価値観を知ることができた大変貴重な機会でした。学生のうちに留学に行くことを考慮でき、留学の意義について考えを深められる機会があるということは、とても恵まれていることだと思います。私も自分の留学の目的を達成できるよう、努力を続けていこうと思います。熱意あるセッションをしてくださった3名の方、この場の設定に貢献してくださった皆様に感謝いたします。
非常に有益なセッションとなったようでうれしい限りです。登壇いただいた講師のみなさんには改めて感謝申し上げます!
教英では、忙しくはなりますが、2年次9月~3年時7月までの約1年間の留学をしても、中高の教員免許を取得した上で4年間で卒業することが可能です!(もちろん、本人の単位取得状況などによっては4年間で卒業できない場合もありますが)
広島大学では様々な留学プログラムが用意されています。教英で留学と教英生活の両方をエンジョイしてみませんか?教英では、これから以下の入試関連行事があります。
9月:大学院入試(博士課程前期)
11月:広島大学光り輝き入試(AO入試)(学部入試)
2月:前期日程入試(学部入試)
2月:大学院入試(博士課程前期・後期)
(教英4年生による留学体験紹介のプレゼンの様子)